身を取ることができない脚や、取り終えたけどまだ身が残っている胴体は捨てずに出汁を取れば美味しい料理がもう一品作れます。今回紹介する料理は、捨ててしまう場面が多いカニ殻を活用したリゾットです。
https://schmincke-cooking.com/セイコガニの甲羅盛/
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おススメ度 | ★★★★☆ |
備考 | 安くて美味しい!お勧め! |
材料費(2人分) | 610円~ |
調理時間 | 1時間40分程度 |
待機時間 |
材料表
- カニ殻のリゾット(1人分)
- セイコガニ6杯分の殻
- 玉ねぎ 中1(200g)50円
- 米(洗わない事)1合 20円
- マッシュルーム 1パック(約80g)180円
- オリーブオイル 大さじ2(30ml)90円
- 白ワイン (50ml)60円
- カニ殻 出し汁 4カップ(800ml)
- クラフト・パルメザンチーズ (30g)150円
- バター (20g)60円
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調理時間(60分)
①身を取り終えた蟹ガラ、身を取れないカニ足を鍋に入れ浸るまで水を入れる。
②弱火でゆっくりと昇温し、浮いてきた灰汁をすくい取り、沸騰させない様に注意する。
③60分煮こんでブロードを取り、リードを敷いたザルで濾す。出来上がったブロードは使用時まで待機。
調理時間(40分)
①別コンロでカニのブロードを温めながら、オリーブオイルを中火で温めたフライパンに大さじ2入れて、玉ねぎを入れて炒める。
②玉ねぎがしんなりしてきたところでマッシュルームのみじん切りを投入し炒め続ける。全体的に水分が飛びへらでまとまりが付く状態ならソフリットの完成。
③具材全体に火が通ったところでかき回し、米を投入して具材と油になじませるように炒める。
④油が浸透し米が半透明になったら、ワイン50mℓを投入し、さらに炒める。(米を入れてからは粘り気が出ないようにあまりかき回せず、弱火で時折全体をかき混ぜる程度にとどめる)
⑤水気が飛んだところで、沸騰温度のブロードを具材に対してひたひたになるぐらいまで投入する。
⑥中心部にわずかに芯が通るアルデンテになるまで米の火の通り具合を味見で確認し、まだ加熱が必要であれば具材ひたひたになるまで合わせブロードを投入し再び弱火で加熱。
⑦時折、フライパンをゆすり、焦げ付いていないかチェックする。危うい状況ならブロードを投入して回避する。(ブロードが切れてしまったら熱湯で代用)
⑧米の火の通り具合を見計らって合わせ出汁の量の調整し、出来上がったらバターとパルメザンチーズを投入してかき混ぜて味をなじませ、味見して塩コショウで味を調える。
⑨盛り付けて完成
完成
本来捨てても良いカニ殻から出汁を取ってのリゾットは大変美味しかった。土台に玉ねぎ+マッシュルームのソフリットがあったとはいえ、カニ殻出汁で仕上げたリゾットは絶品、身を取ったカニ殻も有効活用でき、尚且つ普段のワンランクの食事ができるとは有り難い。