イシモチのスープ

調理時間(15分) 

待機時間(15分) 

①イシモチのアラは、頭部はカニの解体にも対応できるキッチンばさみか剪定用ばさみを用いて背骨を中心に左右に切り分け、エラブタと口は切り落とし、背骨は尾びれを包丁で切断、間接に包丁を入れ3㎝程度の間隔で切断する。

②グリルパンに下処理をした魚の頭部、背骨、カマ骨、腹骨を入れ、あらかじめ200℃に予熱しておいたオーブンに15分加熱し、火が通ったら、別容器に移し待機。

出汁を取る

調理時間(30分) 

待機時間(一晩+75分) 

③玉ねぎ300gニンジン、セロリ100gをみじん切りにしてジップ袋に入れ冷凍庫に1時間以上入れて凍結させる。(出汁が出やすいように凍結・解氷により繊維をほぐす)

④鍋に水を1000ml入れ、凍結したみじん切り野菜を入れて、約70℃付近まで中火で加熱し、灰汁が浮いてきたら取り除く。

⑤炊飯器にみじん切り野菜スープと、待機させておいた魚のアラを入れ1時間保温する。

⑥炊飯窯から鍋に移し、中火で沸騰するまで加熱、灰汁が浮いてきたらすくい取り火を止める。

⑦ボールを受けに、リードを敷いたザルに具材ごとスープを流し込み、レードルを押し付けて絞り出す。

⑧濾したスープを鍋に移し弱火で加熱しながら塩麴を小さじ1~大さじ1を入れ、味を確認しながら整えていく。

野菜具材の下処理

調理時間(10分) 

待機時間(60分) 

①ジャガイモは皮を剥いた後、1㎝程の厚さに輪切り、さらに半分に切る。

②ザルに入れ軽く水洗いして余分なでんぷんを落とし、ジップ袋に入れて完全に密封しないように少しジップを開けた状態で電子レンジ600w3分程加熱する。

③加熱後はジップ袋を完全に密閉。20~30分程度予熱で火を通す。この時、ジャガイモの色が象げ色から半透明になった時が火の通った印です。予熱では火が通らないと判断したら再び、ジップ袋を少し開け、火が通るまで電子レンジで加熱して下さい。

④プチトマトは半分に、カットしめじはそのまま、グリルパンの上に並べ塩を2振りし、予熱したオーブン100℃ 30分の中に入れ余計な水分を出す。

⑤グリルパンからトマト、しめじを皿の上に乗せ、傾かせて余分な水が滴り落ちる様なら、キッチンペーパーで吸わせて水気を取る。

スープの完成まで

調理時間(20分) 

①サラダ油をフライパンにひき、中火で加熱、画像は魚の身同士がくっついているが、離して魚の身を皮目からフライパンに入れる。焼目が付いたらひっくり返して焼き上げ、容器に移して待機。

②フォンにバター、ジャガイモ、しめじ、トマトを入れて沸騰させないように注意しながら弱火で加熱する。

③食材がスープになじんだところで、白身魚の切り身を入れ、食材全体がなじんだら完成。

完成

評価

今回は、簡易的にフランス料理で言うところのフュメ・ド・ポワソンらしきものを土台にスープを作りましたが、手間に見合った分だけの美味しさがありました。イシモチの身がスープの中で崩れて身の味をしっかりと感じる事は有りませんでしたが、水分を飛ばしたトマトの酸味と甘み、キノコのうま味、ジャガイモの食べ応えで満足度が高いスープでした。

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