
2021年まで楽天市場で訳ありアンチョビ缶詰1缶100円が2023年には円安の影響を受けて150円に。なんとか自分で自作して安く済ませようと、カタクチイワシ(私の生活圏では売っていない)の代用でマイワシを使ってアンチョビを作れないか色々調べたら、作っている方がいましたのでその方のレシピを参考に試してみました。
おススメ度 | ★★★☆☆ |
備考 | 少し硬くてほぐし難いですが、確かにアンチョビです |
材料費 | 1000円~ |
調理時間 | 40分~ |
待機時間 | 2か月+60分~ |
材料表
- マイワシで作るアンチョビ
- イワシ中羽7匹(約60g×7匹)(420g)400円~
- 塩漬け用の塩 (イワシの身に対して30%の重量)
参考:今回、420gのイワシから180gの身が取れたので77g
- 下処理用3%塩水
- 塩 (約30g) 3円~
- 水 1000ml
アンチョビの塩分濃度30%分の塩を入れる際に、イワシ(180g)+塩(54g)と計算してしまいそうですが、
(このレシピブログにもそんな計算が有りますが大目に見てください)
実際にはイワシと塩を足したものが30%にするには、
塩分濃度(%)=
塩の重さ(g)/食材の重さ(g)+塩の重さ(g)
∴ 塩の重さ(g)=
食材の重さ(g)×塩分濃度(%)/(100-塩分濃度(%))
目次 非表示
調理時間(40分)
待機時間(2か月+60分~)
①イワシを軽く水洗いし、包丁の切っ先で鱗を取るがその際、皮膚を傷めてしまうようなら指先を使い爪で取る。
②氷水で冷やしながら連続して捌いていく。
③頭を落とし、肛門から腹にかけて斜めのラインに包丁を片身だけ入れ、内臓、腹膜、血ワタをかき出し、もう半身を切り落として取り除く。

④腹を指、骨抜きの柄の部分等を使って流と共にかきだし洗浄する。
⑤キッチンペーパーにくるんで水気を吸わせる。
⑥キッチンペーパーを開き、イワシの腹から背骨に沿って大名おろしで捌く。
⑦尾の根元を包丁で切り、骨から身を外す。
⑧下身も同様におろす。

⑨腹骨を包丁ですくい取り、背側の骨も(担鰭骨)残っているようなら包丁で取り除く。
⑩-1脱水シート、もしくはキッチンペーパーを用いてイワシの身を挟み込み冷蔵庫内で1時間ほど脱水する。

⑩-2 脱水シートを使う時は、剝がす側が頭側に来るとなお良い。〈前の画像通り、私は今回失敗してしまいました(´;ω;`)〉

⑪脱水シート、もしくはキッチンペーパーを用いてイワシの身を挟み込み冷蔵庫内で1時間ほど脱水する。(脱水シートを使う時は、皮が剥がれ難くなるように剝がす側が頭側に来るとなお良い)
⑫脱水シートを慎重に剥がし、皮を残して身を取り出す。失敗したら、頭側の背の部分の角から指先でめくりあげて皮を取り除く。
⑬ボールに身を入れ、イワシの重量を測り、イワシの重量に対して30%の塩をいれて全体に行き渡らす。
⑭保存容器に並べて上蓋にラップを乗せて空気をなるべく遮断した状態で2か月間冷蔵保存する。

蓋を開けたらカメムシのような臭いが立ち込めて腐敗を疑いましたが、ぬめりを帯びた汁が出ていないし、腐敗臭とも違うから続行します

調理時間(10分)
①塩漬けしたイワシを流水で軽く塩抜きする。
②イワシの身をキッチンペーパーでよく水気をふき取る。
③煮沸消毒したガラス瓶にイワシの身を貼り付けるように並べ、最後に空気を追い出しながらオリーブオイルで覆い、完成。

完成

市販のアンチョビより身が固くてほぐれにくいので料理として調味料扱いするには少々扱いづらいかもしれませんが、味は中々のものです。でも、まあ、扱いやすさを含めて正直に言うと市販のアンチョビ100点に対して、80点くらいかな・・・とはいえ及第点以上はとれていますし、なにより安く済むのでお勧めです。