魚捌きを始めて約二年・・・掃除をしていて、何の魚か分からん、いつやったかも分らん鱗がとんでもない所で見つかったりと、捌くたびに嫌な気分にさせられたりとか。。。あるきっかけで「鱗を掻く」ではなく「鱗を削ぐ」と機能が異なるものに出会いました。その名も「鱗トル」 そのまんまの名ですが、プロモーション動画を観る限り素晴らしいの一言。で、これは凄いと早速、購入。
紙箱で届いた商品のラベルには「プロ仕様」となんとも頼もしい限りです。
中身を確認すると、取っ手付きゴムベラという感じで、とても魚の調理器具には見えません。
やはり実践で実力を知りえるしかないようですね。
エントリーNo1はキングオブ魚のマダイさん。
おお、これは鱗が見事にこそげ落ちる!そして飛び散らない!!
エントリーNo2はキングオブ大衆魚のイワシさんと、釣り人から食味で最低評価を貰うクロダイ。
イワシは、鱗は取れるは取れるが、腹を破らない力加減は包丁でやった方がいいかも。クロダイは文句なく!
左からメジナ、キンキ、と
問題なく鱗は取れる、取れまくる。飛び散らないから後片付けが楽!
ここまで快進撃が続くも、石鯛の細かい鱗にはなぜか効果なく、仕方なくホームセンターで買った貝印のウロコ取りで掻きました。
この鱗トルという商品ですが魚のウロコ取りにて全魚種という分けにはいかないようで。
鯛の様な鱗が大きく、皮がしっかりしている魚には優位に働きますが、
●皮が弱い魚なら力加減がコントロールしやすい包丁で、やった方が良い。
●鱗が細かくてそぎ落とせない魚なら普通のウロコ掻きでやった方が良い様な気がしました。
されど、世の中に出回る魚、大半が鱗をそぎ落とす方に向いている魚なのではと思うと、買って損はない調理器具だと思います。後片付けを考えればかなり助かりますね。メジナとか。